「ガンズ十字架ロゴ」をデザインしたビリー・ホワイト・ジュニア死去

ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)のデビュー・アルバム『Appetite for Destruction』のジャケット・カヴァーを飾る「ガンズ十字架ロゴ」をデザインしたアーティストのビリー・ホワイト・ジュニアが死去。ガンズのスラッシュ(Slash)が訃報を伝えています。

スラッシュはSNSに「RIP ビリー・ホワイト・ジュニア GNR十字架ロゴのデザイナーであり、バンドの長年の友人。寂しくなるよ」と追悼コメントを投稿しています。

1980年代半ばにカリフォルニア州ロングビーチで美術を学んでいたホワイトは、ガンズがサンセット・ストリップで頭角を現していた頃、ガンズのメンバーと友人になる。そして、ある日、フロントマンのアクセル・ローズから思いがけない電話を受ける。ホワイトは2016年のインタビューでこう振り返っている。

「ある日、アクセルから電話があった。いとこの家の壁に僕が描いた絵を見て、タトゥーを描いてくれないかと頼んできたんだ。僕はもちろんと答えて、話をしたんだよ」

ホワイトは、ケルト十字と5人のバンド・メンバーそれぞれを表す頭蓋骨を描いた、今では象徴的なロゴの制作に協力した。

「十字架とバンド・メンバーの頭蓋骨はアクセルのアイデアで、残りは僕のアイデアだった。十字架の結び目は、アクセルも僕も大好きなバンド、シン・リジィを参考にしたんだよ」

このデザインは当初、アルバム・カヴァーではなくタトゥーのためのものでしたが、ロバート・ウィリアムズの絵画を元にした『Appetite for Destruction』のオリジナル・アルバム・カヴァーが物議を醸し、いくつかの音楽小売店がこのアルバムの在庫を拒否したため、レーベルは妥協し、オリジナル・アルバム・カヴァーはインナー・スリーブに移され、ホワイトの十字架と頭蓋骨のデザインが新たなアルバム・カヴァーに採用された。

「アクセルがまた電話してきて、ウィリアムズの絵がボツになったから、(僕のデザインが)すべてのジャケットになると言ってきたんだ。僕それでいいと思ったよ」
amass.jp


ガンズ・アンド・ローゼズは『アペタイト・フォー・ディストラクション』のアルバム・ジャケットを手掛けたアーティストが亡くなったことが明らかになっている。

亡くなったビリー・ホワイト・ジュニアは十字架にメンバーの骸骨を描いたタトゥーを手掛けたことで知られている。ギタリストのスラッシュは訃報を受けて、「ガンズ・アンド・ローゼズの十字架のロゴを手掛けたビリー・ホワイト・ジュニアよ、安らかに。バンドの長年の友人だった。君は惜しまれることになるだろう」とインスタグラムに投稿している。


当初、この十字架にメンバーの骸骨を描いた図案はタトゥーのためのものだったが、ロバート・ウィリアムズが手掛けたロボットがレイプするイラストがレーベルに却下されたことで、アルバムのジャケットに採用されることになった。

「アクセルがまた電話してきて、僕のデザインがすべてのジャケットになると言ったんだ。ロバート・ウィリアムズの絵がダメになったからってね。僕はいいよと言ったよ」ビリー・ホワイト・ジュニアは2016年のインタヴューで振り返っている。

「いとこの家の壁に描いた絵を見て、タトゥーを描いてくれないかとアクセルが電話してきたんだ。それで、いいよと言って、話し合ったんだ」

「バンドのように見える十字架と髑髏のアイディアはアクセルのものだった。あとは僕だね。十字架の結び目はアクセルも僕も好きだったシン・リジーを参考にしたんだ」
nme-jp.com