アクセル・ローズ、マイクを客席に投げ入れることを控えると表明

ガンズ・アンド・ローゼズは11月29日、オーストラリアのアデレードで公演を行ない、最後の曲「Paradise City」を歌い終えたアクセル・ローズが、恒例のパフォーマンスとして客席にマイクを投げ入れたところ、観客のレベッカ・ハウという女性の顔を直撃したようです。

※以下、レベッカ・ハウさんの負傷した顔面画像を掲載した『アデレード・アドヴァタイザー』のフェイスブック・ページ。閲覧の際にはご注意ください。
https://www.facebook.com/theadvertiser/posts/520039283498167

ハウは、『アデレード・アドヴァタイザー』紙に次のように伝えています。
「私はダイアモンド・スタンディングにいたので、最前列にいた訳でもありません。あれは最後の曲 “Paradise City” の時で、彼は一礼した後に客席にマイクを放り投げ、それが私の鼻筋を直撃したのです」

マイクが客席に飛んできた時の映像を掲載した『アデレード・アドヴァタイザー』紙のニュース
The Advertiser Guns N’ Roses fan hit by microphone thrown by Axl Rose at Adelaide concert

ショック状態で過呼吸になった彼女は、非番の警察官に介抱されたそうですが、SNSに傷を負った顔写真を投稿し、「あと数インチずれていたら失明したかもしれない、口に当たっていたら歯が折れていたかもしれない、振り向いていたら、こめかみに当たって死んでいたかもしれない」とも語っています。

これを受け、アクセル・ローズがSNSに長いメッセージを投稿しました。

「アデレード公演で、ファンがケガをした可能性があったことを知りました。もしかすると、従来通りショウの終わりでファンに放ったマイクが当たったのかもしれません。それが事実であれば、我々のショウで誰かがケガをしたり、ともかく誰かを傷つけるなど、もちろん我々が望むことではありません。

30年以上にわたり、ショウの最後でマイク・トス(mic toss)を行なっており、ファンがマイクをキャッチする機会を望み、承知していたパフォーマンスの一部だと思っていました。

いずれにせよ、今後は安全に配慮し、パフォーマンス中にマイクや何かをファンに向けて投げることは慎みます。

残念なことに、彼ら自身の都合で、この件に関する報道を、いつの間にか事実からかけ離れた否定的で無責任な観点で組み立てることを選択した人々がいます。そういうこともたまにはあるのだと、一般の人々やファンの皆さんに理解していただけることを願っています」

なお、オーストラリアでは、2013年のパース公演でもアクセルの投げたマイクが観客を直撃し、前歯2本を折った男性ファンが、歯の治療代に5,000ドルかかったとして、アクセルを訴えていました。


musiclifeclub.com


ガンズ・アンド・ローゼズのフロントマンであるアクセル・ローズは最近のアデレード公演で女性の観客が怪我したことを受けて、もうこれ以上コンサートの最後でマイクを投げ入れることをしないと明らかにしている。

ガンズ・アンド・ローゼズは11月29日にアデレードで公演を行ったが、レベッカ・ハウという女性はマイクが当たったということで、両目に腫れとひどいあざ、鼻筋に傷のある写真が『アデレード・アドヴァタイザー』に掲載されている。

「彼はお辞儀をした後、マイクを観客に向かって投げました。そうしたら、バンッと私の鼻筋に当たったのです」とレベッカ・ハウは語り、自分が最前のエリアにいたわけでもないことを付け加えている。マイクが当たった後、彼女は過呼吸になり始め、顔が「陥没してしまった」とも述べている。

彼女は次のように続けている。「もし数インチ、右か左だったら? 失明していたかもしれませんし、口に当たったら歯が折れていたでしょう。横を向いていて、こめかみに当たっていたら、死んでいたかもしれません」

アクセル・ローズはソーシャル・メディアで声明を発表してマイクを投げ入れるのは長年ずっとやってきたことで、このような怪我を起こすつもりはなかったと述べている。「当然のことながら、自分の公演で誰にも傷ついてほしくないですし、誰かが誰かを怪我させるようなことも起こってほしくありません」

「30年以上にわたってライヴの最後でマイクを投げ入れてきたのですが、ファンの求める最後のパフォーマンスの一部として知られ、マイクをキャッチする機会として認識されていると思ってきました。しかし、今後は公共の安全のためにマイクなどをパフォーマンスの最中に投げ入れることは控えます」

アクセル・ローズは続けてレベッカ・ハウの怪我の報じられ方について一部のメディアを批判している。「残念ながら、独自の理由で現実からはかけ離れたネガティヴで無責任な形で出し抜けに報道することを選んだ人たちがいます。一般の人々、そして、もちろんファンの人々にはそういうこともあるということを理解してもらえればと思います」
nme-jp.com


ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズが、オーストリアでの公演で観客の女性が負傷したという報道を受け、声明を発表した。

現地時間2022年12月2日にツイッターに投稿した声明でアクセルは、30年以上ライブを締めくくる際に行ってきた“マイクを客席に投げ入れる”という行為を辞めるとファンへ伝えた。

投稿でアクセルは「オーストリアのアデレード公演で、客席にマイクを投げ入れる伝統的なライブの締めくくりの際にファンが怪我をしたかも知れないという情報が届いた」と綴った。豪タブロイド誌Adelaide Advertiserの記事によると、同公演を観覧していたレベッカ・ハウはアクセルのマイクが顔面に当たり、両眼と鼻に痣ができたと話している。

アクセルは「これが本当なら、もちろん自分たちの公演で誰かに怪我をさせたり、傷つけたりする意図も願望も無い」と続け、「ライブの終わりにマイクを客席に投げ続けて30年、ファンにも求められてきたパフォーマンスの締め方だと認識してきたし、ファンにもマイクをキャッチする機会があると周知されていたと考えていた」と説明し、「安全を考慮し、今後はマイクを始め、物をライブに客席に投げ込むことを控える」と表明した。

また、「残念ながら今回の件を利己的な理由で“ネガティブで無責任”な出来事として報じる人がいるが、これは事実から程遠い」とアクセルは付け足し、「こういうことも時には起きてしまうことを世間、そして何よりファンの皆に理解していただきたい。皆さんの理解に大いに感謝する」と綴った。
billboard-japan.com


先週(11月29日)、オーストラリア・アデレードで開かれたガンズ・アンド・ローゼズの公演で、アクセル・ローズが客席に投げ入れたマイクが直撃し負傷したという女性が現れたことについて、アクセルが声明を出した。

この女性は「鼻筋にマイクが命中した」「あと数インチ右か左だったら、失明していたかもしれない……。口だったら、歯が折れていたかも……。頭部だったら、死んでいたかもしれない」と、地元紙『Adelaide Advertiser』に話し、同紙は鼻や目の周りにあざができた彼女の写真を掲載していた。

これに対し、アクセルは金曜日(12月2日)、「オーストラリア・アデレードの俺らの公演で、マイクが当たったらしく、怪我したというファンがいるのを知った。俺は昔からショウの最後でマイクをファンに向け投げている」と始まるメッセージをTwitterに投稿した。

「事実であるなら、当然、俺らは何処のどの公演であれ、どんな形にしろ、誰にも傷ついてなんかほしくない。公演の最後でマイクを投げ入れるのは30年以上やってきた。パフォーマンスの最後でそれがあるのは周知されていると思ってきたし、ファンがそれを望み、マイクをキャッチできるチャンスだと承知していると思っていた」と釈明し、「だとしても、人々の安全を考慮し、これからはパフォーマンス中またはその場で、ファンに向かいマイクであれ何であれ投げるのはやめる」と宣言した。

残念なことに、こういった事柄に関し、何らかの理由によりネガティブで無責任な形で報告したがる人たちはいると付け加えている。

アクセルが投げ入れたマイクが直撃し、怪我したという人が現れるのはこれが初めてではない。2013年には同じくオーストラリアのファンが、パースで開かれた公演でマイクが口にあたり、前歯2本を損傷し口の中を負傷したとして、治療費を請求するため法的措置に乗り出したとの報道があった。(Ako Suzuki)
barks.jp