AC/DCとアクセル・ローズがコメント動画を公開&アクセル、AC/DCのフロントマンになった経緯等を語る

いよいよ土曜日(5月7日)、アクセル・ローズをフロントに迎えたヨーロッパ・ツアーをスタートするAC/DCが、公演に先駆け、アンガス・ヤング(G)、クリフ・ウィリアムズ(B)、アクセル(Vo)が一堂に会した初のコメント映像を公開した。
3人は、初日公演が行なわれるポルトガルのファンへ向け、メッセージを送った。アンガスは「リスボン、俺たち、来たよ。ここ、ポルトガルにいることにすごく興奮してる。俺らは、君たちに最高のロック・ショウを贈るため、ここに来たんだ。だから、みんなとそこで会えることを願っているよ」と話し、アクセルが「その通りだ。俺ら、すごく楽しみにしている」と続け、ウィリアムズが「土曜日に会おう」とまとめた。

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アクセル・ローズはAC/DCの『ロック・オア・バースト』ツアーを「ファンにとって正しいもの」としてやりたいと語っている。
ガンズ・アンド・ローゼズのフロントマンであるアクセル・ローズは、ブライアン・ジョンソンがツアーをやめるか、さもないと聴覚を永久に失う可能性があると医師に診断されたのを受けて、代わりにフロントマンを務めることが発表されている。
アクセル・ローズは5年ぶりとなる「BBC 6 ミュージックのインタヴュー」に応え、ブライアン・ジョンソンのポジションに差し代わることとなったが、それは彼への「非礼」を意味するものではないと語っている。
「ある一面では嬉しいし、興奮してるけど、祝福というのにはふさわしくないと思ってるんだ。ある意味、誰かの犠牲があるわけだからね」と彼は語っている。
アクセル・ローズはまたAC/DCに参加するというのが自身のアイディアであったことを明かしている。「ブライアンの聴覚をめぐって事態が進行しているのをニュースで知った日に電話したんだ」
彼は次のように続けている。「彼らのプロダクション・マネージャーである人間にすぐ電話したんだよ。だって、既に売っている公演や売り切れた公演かなんかで問題が起こると分かったからね。それで、もし俺に手助けすることができて、もし俺にやることができて、バンドが興味を持ってくれるんなら、喜んで手伝うよって言ったんだ。そうやって始まったんだよ」
「『俺がAC/DCのために歌ってやる』なんて感じじゃなかったんだ。『もし俺にできるなら、もし彼らもそう思ってくれるなら』って感じだったんだよ」
アクセル・ローズは5月7日のリスボン公演でライヴへの初出演を果たす予定となっている。しかし、バンドの楽曲の一部については 果たして歌うことができるかは確かではないとしている。
「『バック・イン・ブラック』の楽曲の多くは本当に挑戦なんだ。だから、ブライアンへの非礼のためにここにいるなんてことはまったくないんだ。彼が歌ってるのを自分のものにするなんてまったくできないからね。彼は偉大なシンガーだしね。AC/DCの曲を歌うのは本当にチャレンジなんだ。ファンにとって正しいものをやれるように頑張るよ」と彼は語っている。
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アクセル・ローズが、珍しくインタビューに応え、AC/DCのツアーに参加することになった経緯やブライアン・ジョンソンの代理を務める難しさについて語った。
アクセルは「俺はハッピーだしワクワクしている」が、「ある意味、ほかの人が犠牲になっているところで、浮かれ騒ぐのは相応しくないと思っている。そのために俺はここにいるわけじゃない。不運なシチュエーションなんだ」と、BBC 6 Musicに話した。
彼は、ブライアンが聴力の問題でツアーを続けられないと知ったとき、自分からAC/DCに連絡を入れたと明かした。「ニュースで知ったその日、俺から電話したんだ。いま、彼らのプロダクション・マネージャーをしている人に電話した…。チケットが売りに出されている公演、ソールドアウトした公演、その他もろもろ問題が発生するのはわかっていたから。だから、もし俺が手伝えるなら、もし俺ができるのなら、そして、彼らが興味を持つなら、役に立ちたいって思った。そうやって、始まったんだ」
「俺は、“AC/DCのために歌ってやろう”なんてことは考えていなかった…。“もし俺ができるなら、そして、もし彼らが、俺はやれると思うなら”って、そんな風に考えてた」
また、ブライアンは素晴らしいシンガーで、彼の代理を務めるのは困難だと話した。「『Back In Black』の曲の大半は、本当にチャレンジだ。俺は、決してブライアンに礼を失するつもりはない。彼のパフォーマンスの評価を落とすわけにはいかない。彼は素晴らしいシンガーで、歌うのは本当にチャレンジだ。俺は、ファンのために力を尽くすのみだ」
アクセルがフロントを務めるAC/DCのヨーロッパ・ツアー12公演は、土曜日(5月7日)、ポルトガルで初日を迎える。
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