スラッシュ、「Sweet Child O’ Mine」のギターリフについての噂を否定

ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)のスラッシュ(Slash)によると、「Sweet Child O’ Mine」のギターリフはウォーミングアップから生まれたという話は事実ではないという。

スラッシュはエディー・トランクのポッドキャスト番組に出演した際、リフの本当の由来について、こう話しています。

「(その話は)誰かがそう言って、それが一つのきっかけなってに広がったんだよ。ウォーミングアップじゃないよ。86年のある時期、ガンズが住んでいた家の周りに座っていたとき、このリフを思いついたんだ。どのリフもそうだけど、音を組み合わせていじっていた。“これは格好いい”と思って、3つ目の音を入れてメロディーを見つけたんだよ。だから、ウォーミングアップじゃない、本当のリフだよ。

それが始まりで、イジー(ストラドリン)がその後ろでコードを弾き始めて、それをアクセル(ローズ)が聴いて、そこから始まったんだ」

スラッシュはこの曲を振り返って、こう話しています。

「当時は、ただの1曲だった。誰もこの曲が大ヒットするとか、そういうことは考えていなかった。アルバム『Appetite for Destruction』を実際に作る前に、ただカッコイイと思ったものを集めただけだった。で、そうやってアルバムに入れたら、アルバムが発売されてしばらくしてから、突然この曲が流行りだしたんだ。

俺たちは、そういった記憶に残るような曲を持っていることに、ある意味恵まれている。それをあざ笑うようなことはしてはいけない。自分のキャリアの中で、あんなに効果的な曲を持っていることに感謝しなきゃね。素晴らしいことだよ」
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ガンズ・アンド・ローゼズが1988年にリリースした大ヒット曲「Sweet Child O’ Mine」。バンド唯一の全米1位を獲得した楽曲であり、特にイントロのギターリフは今でも多くのギタリストがカバーをする定番リフとして人気である。長年、イントロのリフはギタリストであるスラッシュのウォームアップエクササイズから生まれたとされていたが、この度スラッシュがその噂を否定した。

Eddie Trunkのポッドキャストに出演したスラッシュは、「Sweet Child O’ Mine」のリフについて以下のように発言している。

「他の誰かがそれを言って、そういうことになってしまったんだ。あのリフはウォームアップのエクササイズではなかった。1986年にガンズ・アンド・ローゼズが住んでいた家で、このリフを思いついただけだ。なんとなくギターを弾いていて、他のリフを作るときと同じように音を繋げていたらできた。“クールじゃん”って思って、メロディを探すために次の音を入れる。だからあのリフは、特にウォームアップエクササイズというわけじゃなくて、マジなリフだったんだ」

「“Sweet Child O’ Mine”のリフはスラッシュのウォームアップエクササイズだった」という噂が広まっているが、それは真実ではないと明かしたスラッシュ。また、そのリフを聞いたイジー・ストラドリンがコードをつけて、アクセル・ローズが歌と歌詞をつけたようだ。スラッシュは「Sweet Child O’ Mine」が大ヒットになるとは思っていなかったとも述べている。

「当時、あれはただの曲だったんだ。ヒットになるための戦略とかがあったわけではない。アルバム“Appetite for Destruction”の制作を開始する前に作られた曲だった。アルバムに入れて、リリースされてしばらく経ったら急に曲が売れたんだ」
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