ダフ、初めてステージでアクセルを見たときの印象を語る

ガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガンが、80年代半ば、初めてステージでアクセル・ローズを見たときの印象を語った。

元ブラック・フラッグ、ロリンズ・バンドのヴォーカリスト、ヘンリー・ロリンズとの対談で、マッケイガンはスラッシュとアクセルとの出会いについて問われると、こう答えた。「スラッシュとは(1984年にLAに移り住んで)最初の週か2週目に、広告を通じ出会った。名前はスラッシュで、Fearとアリス・クーパーの影響を受けてるってあった。“同世代のパンク・ロッカーなんだな”って思ったよ。会ってみたら、パンク・ロッカーじゃなかった。でも、同世代だった」

「彼が、アクセルとL.A.ガンズのライブに俺を連れて行ったんだ。音楽のことはあまり覚えてないんだけど、彼(アクセル)がすごいエネルギーと共に登場したのを覚えてる。1981年に俺が目にしたヘンリー・ロリンズばりだ。彼がこのライブに準備万端なのはわかった。彼がステージに上がったとき、俺は後ずさりしたんだよ。怒りがあった。偽物じゃない。俺は本物の見分け方を心得ていたからね。あれは本物だった。いまでも、ステージから思わず後ずさりしてしまうようなギグが好きなんだ。ちょっと怖がらせてくれるバンドが好きなんだよ」

また、マッケイガンは1984年LAに引っ越した際、ギターとベースを持っていたが、ギターは盗品だったことが判明し、警察に没収され、ベースしか残らなかったとの逸話も明かした。

「警察が俺のさびれたアパートに来て、“これは君のギターか?”って訊かれたんだ。“ああ”って言ったら、ギターを持って行っちゃったんだよ。俺がその5年前に盗んだんじゃないことは、年齢から明らかだったから、お咎めなしだった。で、ベースが残ったんだ。ガンズがちょうど始まった時だよ」

ガンズ・アンド・ローゼズは9月25日、2019年に入ってから初めてとなる公演を米ノースカロライナ州シャーロットで開く。その後、フェスティバル出演を含め、11月初めまでに北米で15公演を開催する。(Ako Suzuki)
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ガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガンが、メンバーのアクセル・ローズとスラッシュと出会った経緯について語っていたそうだ。

「Blabbermouth」によると、米バンド、ロリンズ・バンドのフロントマンであるヘンリー・ロリンズとのインタビューで、ダフはアクセルとスラッシュに出会った当時を振り返り、特にアクセルのパフォーマンスを観て衝撃を受けたと語っていたという。

ロサンゼルスに引っ越した最初の1~2週間の間に、メンバー募集の広告を通してスラッシュに会ったんだ。奴はFEARやアリス・クーパーに影響を受けたって書いてたな。

俺は「同年代ならパンク・ロックが好きなはずだ」って思ったけど、奴に会ったら俺と同じぐらいの年齢なのにパンクには入れ込んでなかった。スラッシュはザ・ジャームスを観たことがあるんだけどな……で、あるライブに連れて行ってくれて、それがアクセルとL.A.ガンズだったんだ。

あまりバンドの音楽は覚えてないけど、すごい勢いでアクセルが出てきて、1981年に観たヘンリー・ロリンズみたいだったぜ。奴がライブに準備万端だったってわかったし、アクセルが出てきた時は後ずさりしちまった。その怒りは偽物じゃなかったね。俺は本物の見極め方を心得てるけど、それは本物だったんだ。今でもステージを観て後ずさりするのが好きでさ。ちょっと俺をビビらせてくれるバンドが好みなんだよ。

パンク・ロックを敬愛しているダフだが、同インタビューではハード・ロック・バンドに加入したことで罪悪感をしばらく感じ、気持ちの整理に1~2年を要したとも明かしていた。

また、酒とドラッグをやめてからは自己認識に目覚め、1994年のツアーではライブで訪れる場所の歴史について読みふけり、現地の人々やファンと触れ合うことで多くを学んだとも語っていたようだ。

なお、ガンズ・アンド・ローゼズは現地時間9月25日にノースカロライナ州シャーロットのSpectrum Centerにて「Not In This Lifetime…Tour」を再開し、ツアーは11月2日にラスベガス公演で幕を閉じる予定だ。
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