GNR、バンド名をもじったビールを販売していた会社を訴える

ガンズ・アンド・ローゼズはバンド名をもじった商品を自身の許可なく販売しているとして販売元のビール会社に対して訴訟を起こしたことが明らかになっている。

「ザ・ブラスト」の報道によれば、ガンズ・アンド・ローゼズはクラフト・ビールの販売会社であるカナーキーに対してバンド名をもじった商品を許可なく販売して商標権を侵害しているとして訴訟を起こしたという。

「ザ・ブラスト」が入手した法的文書によれば、カナーキーは「ガンズ・アンド・ローズ」と名付けられたビールを販売しているほか、同名のロゴがデザインされた帽子やTシャツ、グラス、ステッカー、ボタン、バンダナなども販売しているという。


アクセル・ローズやスラッシュ、ダフ・マッケイガンの3人はカナーキーについて、彼らが申請した「ガンズ・アンド・ローズ」という名前の商標登録を自分たちが拒否した際に、販売の停止に合意していたと主張している。しかしながら、バンドによればカナーキーは2020年の3月までは商品の販売を続けるとして、即刻の販売中止を拒否したのだという。
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米ロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)」が、コロラド州のビール醸造所を相手取り、「ガンズ・アンド・ローズ(Guns ‘N’ Rose)」という商品名をビールに付けて商標権を侵害し、同バンドに「取り返しのつかないダメージ」をもたらしていると訴えている。

問題のクラフトビールを造っているのは、コロラド州のカナーキー・クラフト醸造所連合(Canarchy Craft Brewing Collective)に所属するオスカー・ブルース醸造所(Oskar Blues Brewery)。

今月9日に米ロサンゼルス連邦裁判所に提出された訴状によると、ガンズ・アンド・ローゼズは、バンドの「信望と評判、名声を承諾、許可、同意なしに意図的に利用」して商品を販売したと同醸造所を非難。バンドの商標および事業における評判や信用に悪影響を与え続け、今後もその恐れがあると主張している。

ファンの間では、同醸造所はバンド名をもじったと思われる商品名を使用して自社のビールを宣伝し、バンドと関係があるかのようにわざとほのめかしているとみなされている。

オスカー・ブルース醸造所は、2018年にロゴの商標登録を申請しようとしたが、ガンズ・アンド・ローゼズ側に抗議され、申請を取り下げた。しかし文書によると、同醸造所のビールと関連商品は2020年3月まで販売されることになっている。

AFPは同醸造所にコメントを求めたが、現在のところ反応はない。また同醸造所のウェブサイトからは現在、このビールは削除されている。(c)AFP
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