オジー・オズボーン最終公演、チケット収益270億円を慈善団体に寄付 「闇の帝王」に感謝の声

オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)とブラック・サバスは、最後の歴史的ライブを見事にやり遂げただけでなく、人道的な偉業まで成し遂げた。『Back to the Beginning』と題されたこの最終公演は、約1億9千万ドル(約270億円)にのぼる慈善資金を、3つの団体のために集めた。同イベントの音楽監督を務めたトム・モレロ(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)が明かしている。

モレロは自身のInstagramでこの吉報をシェア。「我々の目標は、ヘヴィメタルの歴史上もっとも偉大な一日を作ることでした」と投稿。「素晴らしい目的のためにとてつもない金額を集められました。そして多くの偉大なミュージシャンやバンド、世界中のファンたちが、レジェンドに敬意を表してくれたんです」と続けた。

『Back to the Beginning』公演では、オジーとブラック・サバスがかつて青春時代を過ごしたゆかりの地に4万人の観客が集まり、580万人がオンラインで配信を視聴したとThe Guardian紙は報じている。出演アーティスト全員がノーギャラで参加したことで、収益のすべてが慈善団体に寄付される形となった。寄付先は、Cure Parkinson’s、バーミンガム子ども病院、Acorn小児ホスピスの3団体であるとBBCが報じている。

オジーと妻のシャロン・オズボーンは、過去にもバーミンガム子ども病院を支援しており、またオジーが2019年にパーキンソン病と診断されて以来、Cure Parkinson’sへの支援にも力を入れている。

具体的な寄付額の内訳はまだ発表されていないものの、各団体にはすでに知らせが届いており、“闇の帝王”への感謝が寄せられている。バーミンガム子ども病院チャリティのファンドレイジングマネージャーであるシーバ・アリ氏はBBCの取材に対し、「素晴らしいサプライズで、私たちはとても幸せです」と語っている。

rollingstonejapan.com


ブラック・サバス(Black Sabbath)の最後のコンサート『Back To The Beginning』はチャリティーコンサートでした。音楽監督を務めたレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロ(Tom Morello)はSNSで「1億9000万ドル(約280億円)以上が子供たちのための施設と病院に寄付される」と報告しています。寄付金は、パーキンソン病の治療法につながる研究への資金提供と推進に尽力している英国の慈善団体キュア・パーキンソンズ、バーミンガム小児病院、エイコーン小児ホスピスに分配されます。

amass.jp