ブレンダン・オブライエン、ブラック・クロウズの「Hard to Handle」にスラッシュが参加する計画があったことを語る

ブラック・クロウズ(The Black Crowes)のデビュー・アルバム『Shake Your Money Maker』には、後にプロデューサーで成功を収めたブレンダン・オブライエン(Brendan O’Brien)が「ほとんどの楽器を演奏した」という噂があります。その真相をオブライエン自身が明らかにしています。また同作収録曲「Hard to Handle」にはガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュ(Slash)がギター・ソロを弾く計画も一時ありましたが、最終的にはオブライエンが弾いています。その理由もオブライエン自身が、リック・ベアトが行った新しいインタビューで話しています。

オブライエンはAC/DC、パール・ジャム、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、ボブ・ディランとの仕事で有名なレコード・プロデューサー、ミキシング・エンジニア、マルチ・インストゥルメンタリスト。『Shake Your Money Maker』ではエンジニアを務めています。

「僕らがアトランタにいた最後の日だった。ギター・ソロのパートは、他の人に演奏して貰おうということになっていた。ある時点ではスラッシュが来て演奏するという話になっていたし、誰かが来て演奏するはずだった。

そして、ある時点で彼と連絡が取れなくなった。そう。そんなことは起こらないと理解した。クリス(ロビンソン)が“おまえがやれ! おまえならすぐにでもできる”と言ったんだ。

ギター・ソロもオルガン・ソロも、(このアルバムのプロデューサーの)ジョージ・ドラクリアスに怒鳴られながら弾いたんだ。彼からは“急げ。もう終わったのか?早くしろよ”と言われたよ」

オブライエンが「ほとんどの楽器を演奏した」という噂についてはこう話しています。

「僕はやってないよ。あいつらが全部演奏したんだ。ジェフ・シーズは素晴らしい仕事をした。彼はあのアルバムでギター・ソロのメロディーを全部弾いたし、リッチ(ロビンソン)も素晴らしい演奏をした。あれらは彼の曲なんだ。僕は彼らの役に立てたとは思っているけど、でも彼らが全部やってくれたんだ。それについては間違いないよ」

amass.jp