B.B.キング（B.B. King）の生誕100周年にあたる2025年9月16日に、豪華トリビュート・アルバム『B.B. King’s Blues Summit 100』のリリースが発表されました。
バディ・ガイ、スラッシュ、ジミー・ヴォーン、ポール・ロジャース、マイケル・マクドナルド、デレク・トラックス、スーザン・テデスキ、ウォーレン・ヘインズ、ジョージ・ベンソン、ボビー・ラッシュ、マーカス・キング、ケブ・モ、クリストーン・“キングフィッシュ”・イングラムら参加しています。
全32曲入りのオールスター・アルバムをキュレーションしたのは、12歳でキングのサポートをしたことでも知られるジョー・ボナマッサ（Joe Bonamassa）。彼とジョシュ・スミスがプロデュースしています。
『B.B. King’s Blues Summit 100』は今後、毎月分割して楽曲がリリースされ、全32曲を収録したデジタルアルバムとフィジカルアルバムは2026年2月6日に発売されます。リリース元はKTBA Records。
ボナマッサは、キングの生誕100周年に向けた大規模な計画が何もないことに気づき、このプロジェクトを立ち上げました。ボナマッサはプレスリリースの中で、こう述べています。
「（このプロジェクトを）正しくやれるチャンスは一度きりだ。僕たちは完璧にやり遂げたと思う。
音楽において、自らが活躍するジャンルそのものを定義づける人はごくわずかだ。B.B.キングはまさにその一人だった。B.B.が存命で活動していた頃、彼こそがブルースそのものだった。すべての惑星が周回する太陽のような存在だった。自らの属するジャンルを導く真の北極星と言えるアーティストはごくわずかだが、彼はまさにその輝く星だった。
彼は僕を導いてくれた。だけど、それは僕だけではない。彼の周りにいたすべての人々が、B.B.がどれほど親切で、若い世代を温かく迎え入れたかという同じ物語を持っている」
アルバムタイトルは、キングが1993年にグラミー賞を受賞したアルバム『Blues Summit』へのオマージュです。ボナマッサはこう続けています。
「B.B.の唯一の願いは『ブルースを生き続けさせるためにできる限りのことをしてほしい』というものだった。このアルバムが彼のレガシーとブルースのレガシーに新たな息吹を吹き込むきっかけになることを願っている」
B.B.キング・エステートはこのプロジェクトに全面的な支持を表明し、キングのレガシーを受け継ごうとするボナマッサの努力に感謝の意を表明しました。エステートは、このコレクションがキングの音楽だけでなく、「彼が世代にもたらした変わらぬ愛、団結、そして喜びの精神」を称えるものだと述べています。
『B.B. King’s Blues Summit 100』の最初の5曲がストリーミング配信されています。またボナマッサがアルバム制作を語るトレーラー映像も公開されています。
■『B.B. King’s Blues Summit 100』
＜Full Tracklist＞
●Disc 1
1. Paying The Cost To Be The Boss feat. Christone “Kingfish” Ingram
2. Don’t Answer The Door feat. Marcus King
3. To Know You Is To Love You feat. Michael McDonald, Susan Tedeschi & Derek Trucks
4. Let The Good Times Roll feat. Kenny Wayne Shepherd & Noah Hunt
5. Sweet Little Angel feat. Buddy Guy
6. When It All Comes Down (I’ll Still Be Around) feat. Larry McCray
7. When Love Comes To Town feat. Slash, Shemekia Copeland & Myles Kennedy
8. The Thrill Is Gone*
9. Watch Yourself feat. Jimmie Vaughan
10. Why I Sing The Blues feat. Bobby Rush
11. Sweet Sixteen feat. Jimmy Hall & Larry Carlton
12. Don’t You Want A Man Like Me feat. Larkin Poe
13. I’ll Survive feat. Keb’ Mo’
14. Heartbreaker feat. Trombone Shorty & Eric Gales
15. There Must Be A Better World Somewhere feat. George Benson
16. Chains And Things feat. Gary Clark Jr.
●Disc 2
1. How Blue Can You Get feat. Warren Haynes
2.. You Upset Me Baby feat. Chris Cain
3. Ghetto Woman feat. Ivan Neville
4. Night Life feat. Paul Rodgers
5. Ain’t Nobody Home feat. Jade MacRae & Robben Ford
6. Bad Case Of Love feat. Joanne Shaw Taylor
7. Never Make A Move Too Soon feat. Dion
8. Three O’Clock Blues feat. Marc Broussard
9. Think It Over feat. Train & Chris Buck
10. It’s My Own Fault feat. Kim Wilson
11. Every Day I Have The Blues feat. D.K. Harrell
12. Please Accept My Love feat. John Nemeth
13. So Excited feat. Aloe Blacc
14. When My Heart Beats Like A Hammer feat. Dannielle De Andrea
15. Playin’ With My Friends
16. Better Not Look Down feat. Kirk Fletcher
* = Special guest still to be announced
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