GNRの元マネージャー アラン・ニーヴン、アクセル・ローズに対する自身の見解を語る

ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズはバンド全体の報酬の50%を得ており、「すべてをコントロールしたい」と考えているとかつてのマネージャーが語っている。

1986年から1991年までバンドのマネージャーを務めていたアラン・ニーヴンは著書『サウンド・アンド・フューリー:ロックンロール・ストーリーズ』のプロモーションのためにガンズ・アンド・ローゼズ専門ポッドキャスト『アペタイト・フォー・ディストーション』に出演している。

アラン・ニーヴンはその中でバンドや自身がマネージャーを務めていた当時について率直に語っており、アクセル・ローズに対する感情についても言葉を濁さず、「すべてをコントロールしたがっている」と批判している。

「アクセルのコントロール癖だよね」とアラン・ニーヴンは語っている。「これはちょっとした一例だけど、示唆に富んでいて、正しい認識を形成してくれるはずだ。アクセルはガンズ・アンド・ローゼズの報酬の50%を受け取っているんだ。50%だよ。私としては受け入れ難いね。彼がガンズ・アンド・ローゼズというわけじゃない」

「彼らは5人の個人であり、化学反応があった。あの当時はね」とアラン・ニーヴンは続けている。「でも、アクセルは常にすべてをコントロールしたいと考えている。それで、どうなったか見てみればいい。退屈なソロ・アルバムとひどいパンクのカヴァーだろ。そういうことなんだよ」

アラン・ニーヴンは2012年の『メタル・スラッジ』のインタヴューでも近い思いを語っており、1987年のエアロスミスのツアーにおいてサポート・アクトをキャンセルしようとしたのは、上がり症のためだったと語っている。

「彼の気持ちは理解できたけど、『ガンズ・アンド・ローゼズという5人の個人の集団として契約したんだ。私が責任を負っているのは個人ではなく、全体に対してだ』と言ったんだ。でも、折り返し電話がかかってきて、どうしてもできないと言ってきたんだ」

2013年、アクセル・ローズは声明を発表しており、1991年に大きな成功を収めた『ユーズ・ユア・イリュージョン』ツアーに強制的に参加させられたとして、それはアラン・ニーヴンとスラッシュのせいだったと主張している。

「私の意見としてはアラン・ニーヴンはお金を求めており、スラッシュは当時の状況で私よりも優勢に立つためにツアーをしたがっていた。私の無事や健康は考慮されなかったんだ」

2022年、アラン・ニーヴンは『クラシック・ロック』誌のインタヴューでガンズ・アンド・ローゼズについて「クリエイティヴ面では無力だ」とも語っている。「ガンズ・アンド・ローゼズの新作には興味もないし、希望も感じないね。若者の激情も60歳になるとバカげて見える。残念だけど、1991年以降の彼らはクリエイティヴ面では無力だと思うよ」

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