スラッシュ、アクセルの最近の激怒について「大げさに騒がれすぎだ」と指摘、実際になにがあったのか語る

ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)のスラッシュ(Slash)はSiriusXMのラジオ番組『Trunk Nation With Eddie Trunk』の新しいインタビューの中で、アクセル・ローズ(Axl Rose)が先日のライヴの最中に、ドラムセットに苛立ちをぶつけ、バスドラムを蹴ったり、マイクをドラムセットに激しく投げつけたりしたことについて、「大げさに騒がれすぎだ」と指摘し、実際になにがあったのか語っています。

この出来事があったのは、10月18日にアルゼンチンのブエノスアイレスで行われたコンサートの最中。ファンが撮影した映像には、明らかに苛立っているアクセルが映っています。ドラムセットに近づき、バスドラムを蹴ったり、別の場面ではマイクをドラムセットに激しく投げつけたりしています。映像にはさらに、マイクをドラムに投げつけてステージを去る様子や、後に戻ってきて観客に向かって「とりあえず、やってみるよ!」と叫ぶ場面も収められています。

バンドはその後、以下の声明を発表しました。

「先日のブエノスアイレス公演のオープニング曲の最中、アクセルのインイヤーモニターには、全体のミックスではなくパーカッションのみが流れていました。この問題は3曲目までにテックチームによって修正され、その後は素敵な夜を過ごせました。この件は、アイザック・カーペンターのプレイとは一切関係がなく、彼は一流の素晴らしいドラマーです」

スラッシュは『Trunk Nation With Eddie Trunk』の新しいインタビューの中で、こう語っています。

「あの件は、もう本当に大げさに騒がれすぎたよ。俺たちは全員インイヤーモニターを使っている。ステージ上のウェッジ(モニター/フロアモニタースピーカー)の代わりにインイヤーモニターを使っているんだけど、アクセルのミックスにトラブルがあって、彼の耳に聞こえていたのはドラムだけだったんだ。それだけなんだ。それが1曲目で起きた。だから彼はエンジニアにそのことを伝えようとしているのに、エンジニアは彼が何を言っているのかわかっていない。ライヴの冒頭で必死になって、なんとか立て直そうとしている、そういう瞬間のひとつだったんだ。それだけさ。彼はドラムだと、他の何かじゃないって指摘していただけ。それがどんな要因によるものであろうとも、ドラムだけなんだ、彼が伝えようとしていたのはそれなんだよ。でも、それが大げさに騒がれた。まったく。おそらく人々は、ドラムセットに向けられた発言だからアイザックに関係あると思ったんだろうが、アイザックのことじゃなかったんだよ」

スラッシュはまたアイザック・カーペンターについて、こうも語っています。

「アイザックは最高だよ。素晴らしい。最初にオーディションに来た日から、彼はずっと素晴らしい。オーディションをした時、彼はおそらく6、7人いた候補者の一人だった。名前は伏せるけど、みんな有名なプレイヤーたちだった。選考が進むにつれて“4人に絞ろう”となって、そして次に3人、2人と絞っていっても、アイザックはいつも候補に残っていた。彼の演奏スタイル、そして彼の持つスピリットや全体の姿勢が……初日から俺たちは確信していたが、念のため確認を続けた。とにかく素晴らしいし、彼はこのツアーに本当に大きなエネルギーをもたらしてくれたよ」

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