ギルビー・クラーク、ガンズのオーディションと加入後初ライヴについて回想

1991年、イジー・ストラドリンの後任としてガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)に加入したギタリストのギルビー・クラーク(Gilby Clarke)。ガンズのオーディションと、加入後初ライヴについて米Guitar Worldで振り返っています。いずれもスラッシュ(Slash)からの突然電話から始まり、クラークはそれを実現させるのに大変だったと回想しています。

スラッシュから突然電話がかかってきて、オーディションを受けることになったクラークですが、多忙なスケジュールだったため、ガンズの曲にじっくり取り組む時間はありませんでした。

「俺は夜、小さなクラブで音響の仕事をしていた。スラッシュが次の日に来いと言うから、時間がなかった。曲を覚える時間がなくて、オーディションに行く途中、車の中で曲を聴いていたよ。

幸運なことに、簡単な曲を3曲選んでくれて、翌日また来ることになった。その後、何の連絡もなかったんだけど、俺の友達がスラッシュから電話があって来るように言われたと言っていたから、“ああ、この仕事はないな”と思ったんだよ」

その数日後、クラークはガンズの仕事のオファーを受けますが、スラッシュから電話は、またもや困惑するものでした。

「スラッシュから電話があって“仕事が決まったよ。来週出発だ。曲を全部覚えろ”と言っていた。僕は“えっ? 全曲? 20曲か25曲のセットリストはないの?”と言うと、スラッシュは“セットリストはない。アクセルに対応するためには、全曲を知らなければならないんだ”と言っていた。

50曲覚えるのに1週間しかなかった。カセットプレーヤーにくっついて離れなれなかった。1週間で新しい曲を全部覚えて、カンニングペーパーもなく、初ライヴのステージに立ったんだよ」

[source] guitarworld.com

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