ギルビー・クラーク、GNR脱退時の経緯について振り返る

ガンズ・アンド・ローゼズの元ギタリストであるギルビー・クラークは、バンドを脱退した当時を振り返り、アクセル・ローズから解雇を告げられたという定説に言及している。

現在はソロとして活動しているギルビー・クラークは、1991年に元ギタリストのイジー・ストラドリンの後任としてガンズ・アンド・ローゼズに加入し、1994年に解雇されるまでバンドのギタリストを務めている。

ギルビー・クラークは今回、新たなインタヴューの中でアクセル・ローズから解雇されたとされている1994年の脱退劇を振り返り、実際は彼から「直接言われてない」ことを明かしている。

「彼らとの別れについて何か悪い点があるとしたら、きちんとした話し合いがなかったっていうことだね」と彼は「アルティメット・ギター」に語っている。「一度たりとも、アクセルからは直接言われていないんだ。俺たちの間に、確執だったり互いに納得がいかないことがあるとすれば、彼から直接言われてないっていうことだよ。俺たちの間に挟まれてた奴らについては、それぞれ彼らなりの考えがあったと思うし、全面的にアクセルの側に立っていたわけでも、俺の側に立っていたわけでもなかったと思うけどね」

ギルビー・クラークは同じインタヴューの中で、覚えるのが難しかったガンズ・アンド・ローゼズの楽曲についても訊かれており、次のように答えている。「演奏面で言えば、なかったよ。ただ何がトリッキーで難しかったって、ガンズの音楽を聴いているとこれがまた独特で、ソロ・パートが入る度に、リズムだったり根底に流れている音楽がそれまでとはまったく異なるものになるっていうことだね」とギルビー・クラークは語っている。

「ほとんどの曲のソロはコーラスやヴァースに乗せてやっているんだろうけど、ガンズだとそうはいかないんだ。エアロスミスみたいな感じだよ。まったく新しいパートになるんだ。その時は1週間に50曲を覚えなきゃいけなかったってことを頭に入れておいて欲しいんだけどさ、俺の頭の中のコンピューターは何度も混乱を起こしていたよ。『このリズムはあの曲のパートだっけ?』ってね」
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