マット・ソーラム、ディープ・パープル『Burn』が大好きな理由を語る

元ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)のドラマー、マット・ソーラム(Matt Sorum)は、ディープ・パープル(Deep Purple)のアルバム『Burn』が大好き。その理由を英Classic Rock誌の新しいインタビューの中で語っています。

「俺がレコードに目覚めたのは兄の影響だった。ドラマーとしてずっと聴いていたのは、ディープ・パープルの『Burn』だった。あのアルバムのドラミングには本当にやられた。

幼い頃、俺を形作った2人のドラマーは、ビル・ワードとイアン・ペイスだった。70年代にロング・ビーチ・アリーナで2人を見たことがあるんだけど、イアン・ペイスは今まで見た中で一番速いドラマーだった。当時はみんなジョン・ボーナムに夢中だったけど、俺は“イアン・ペイスって誰だ?”と思ったのを覚えている。彼が『Burn』でプレイしていたものを真似してみようと思ったんだ、

俺がガンズ・アンド・ローゼズに入った90年代は、ドラムはエリート楽器と見なされていなかったから、そんなことは許されなかった。80年代のヘアメタル時代から90年代まで、ドラムはハードロック的なアプローチに合わせなければならない時期があった。その後、ニルヴァーナが登場し、再びドラムを復活させた。デイヴ・グロールはスウィング・ビートをやっているのを初めて聴いた男だった。

『Burn』の話に戻るけど、曲はどれも素晴らしい。“Burn”、“What’s Going On Here”、“Mistreated”……格好良いアルバムだよ。(ソーラムのプロジェクト)キングス・オブ・ケイオスをやっていたとき、グレン・ヒューズに一緒に演奏しないかと誘ったんだ。俺は“なあ、一応言っておくけど、俺らはBurnを知ってるから”と言ったんだ(笑)」
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