アクセル、フーファイのライヴで「誰も俺に石を投げてこなくて安心した」

フー・ファイターズのドラマーであるテイラー・ホーキンスは先日のガンズ・アンド・ローゼズのメンバーとの共演について語り、アクセル・ローズが観客から「石を投げられること」を心配していたことを明かしている。

ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズとスラッシュ、ダフ・マッケイガンは、現地時間6月14日に行われたフー・ファイターズのイタリア公演に飛び入り参加して、一緒にガンズ・アンド・ローゼズの“It’s So Easy”を披露している。

テイラー・ホーキンスは「Beats 1」のマット・ウィルキンソンの番組に出演して、ガンズ・アンド・ローゼズのメンバーとの共演やアクセル・ローズとのやり取りについて語り、アクセル・ローズがニルヴァーナとの過去の確執を心配していたことを明かしている。アクセル・ローズとカート・コバーンの昔の確執はよく知られたところで、1992年にはMTVビデオ・ミュージック・アウォーズで口論になっている。

「俺たちはフー・ファイターズとガンズ・アンド・ローゼズのマッシュアップをやったってわけだ。あれは素晴らしかったね」とテイラー・ホーキンスは語っている。

「アクセル(・ローズ)は俺たちのアンコールが終わるまで待っていてくれてね。俺たちのショウは長過ぎるから、他の人たちはホテルに戻ってしまっていたんだけどさ。けど、アクセルは本当に優しくて、アンコールが終わるまで待っていてくれたんだ。ずっとアクセルが視界に入ってたからさ、『マジかよ!』って思ったよね。『嘘だろ、アクセル・ローズがまだ俺のドラム・プレイを観てるよ!』っていうね」

テイラー・ホーキンスは次のように続けている。「その後でアクセルに会った時に『素晴らしかったです。もし早く叩きすぎていたらすみません』って伝えたんだ。そしたら彼は、『いや、完璧だったよ』って言ってくれてね。そしたら、『ステージに出た時に誰も俺に石を投げてこなくて安心したよ』って言うんだ。『あなたはアクセル・ローズじゃないですか! みんなあなたのことは大好きですよ! もう1992年じゃないんですから!』って俺は言ったよ」

「君も指摘していたけど、アクセル・ローズがステージに現れた時には、俺たちもミュージシャンとして目を輝かせたよ。彼は凄まじいフロントマンだからね。スラッシュもいたし、ダフ(・マッケイガン)も素晴らしかった。アクセルは当時のことが気がかりだったんだろうね。けど、それはもう終わったし、すべては音楽だからね」

テイラー・ホーキンスのインタヴューはこちらから。

nme-jp.com