STUDIO DEMOS 1981-1990 + THE ROXY 1986 (Bonus DVDR)


STUDIO DEMOS 1981-1990 THE ROXY 1986 (Bonus DVDR)
ZODIAC
[ZODIAC 242] (3CD+1DVDR)

DISC 1-3
"Hollywood Rose" Works / "Hollywood Rose" 1981 Studio Demos / "Appetite For Destruction" Studio Rehearsals / "Live Like A Suicide" Recording Sessions / "Use Your Illusion" Early Working Demos

(Bonus DVDR)
1986.01.18 The Roxy, Hollywood, CA (COLOUR NTSC Approx. 84min.)


[メーカーインフォ]
初期のデモ/アウトテイクを極上クオリティでコンパイルしたスタジオ・アルバムが登場です。本作に収められているのは、HOLLYWOOD ROSEでの初録音から『USE YOUR ILLUSION』の初期セッションに至るまで。インディアナ州のティーンだったアクセル・ローズとイジー・ストラドリンが、世界を揺さぶる怪物へと巨大化していった歩みを極上クオリティで綴る3枚組です。
こうした初期デモ/アウトテイクは、これまでもタイトル化されてきましたが、本作は海外のコアマニアが改めて編纂したもの。既発と同じテイクも結構多いのですが、その1曲1曲のジェネやノイズを精査。現存する「ベスト」で編み上げています。
本作は、そのマニアック・コレクションを更に最新・細心リマスタリング。正直なところ、GUNS N' ROSESの初期デモはベスト・テイクではあってもピッチが狂っているものが多い。先述の海外マニアはテイクのベストは選んでも、それを素のままにしており、おおよそ8割方はピッチが狂っていました。本作では、それらをジャストに揃え、バラバラだった音量・音圧でも均一に調整。「スタジオ作品」として一気に聴き通せる“格”を実現いたしました。それでは、収録内容を詳しく見ていきましょう。
【ディスク1:HOLLYWOOD ROSEデモ(1981年)】
まず登場するのは、アクセルとイジーが組んだHOLLYWOOD ROSEのデモ4曲。すでに「Anything Goes」「Reckless Life」の原曲も演奏しており、一部では「Taxi Driver」とも呼ばれる未発表曲も披露しています。
それ以上にとにかく鮮烈なのが、当時ティーン(19歳)だったアクセルの歌声! すでに超・個性が出来上がって堂に入った歌声ではあるものの、その若々しさは尋常じゃない。“子供っぽさ”がほんのりと顔をのぞかせるわけですが、別に子供声なわけではない。“初めてのレコーディング”に臨む緊張とはしゃぎっぷりが爆発力になっており、伸びに伸びる高音はまったく抑えが利かない……と言いますか、押さえる気がない。まさにリトル・モンスターの第一歩が極上サウンドで味わえるのです。
【ディスク1:APPETITE FOR DESTRUCTION(1986年デモ)】
時代は5年飛んで、いよいよ現象盤『APPETITE FOR DESTRUCTION』への助走が始まりました。その初期デモ11曲です。
先ほどのHOLLYWOOD ROSEは明日をも知らぬ爆裂テンションでしたが、こちらはグッとプロフェッショナル。テンポも落ち着いており、「とりあえず確認」的な余裕のある演奏ぶりが印象的です。もちろん、単に“ダレたバージョンのAPPETITE”なわけではなく、歌詞違いでヴァースも異なる「Anything Goes」やインストのジャム「Ain't Goin' Down」、『USE YOUR ILLUSION』で正規にレコーディングされる「Don't Cry」「Back Off Bitch」「November Rain」の初期バージョン等々、聴きどころも目白押しです。
【ディスク1-2:APPETITE FOR DESTRUCTION(1986-1987年リハ)】
ディスク1最後の2曲からディスク2全編を貫くのは、『APPETITE FOR DESTRUCTION』制作時のリハーサル・トラック。1986年から1987年にかけ、さまざまなスタジオで録音されています。そのため、クオリティはまちまちなのですが、総じて上記のデモよりもクリア。レコーディングの練習のようだったデモとは違い、せーの!のライヴ録音らしく、勢いもテンションもグッと高まった珠玉のテイクばかりです。
その内容も美味しい。『APPETITE FOR DESTRUCTION』の全12曲中8曲が演奏されており、まさに「もう1つのAPPETITE」「スタジオライヴ版APPETITE」の様相。それだけでなく『LIVE ?!*@ LIKE A SUICIDE』の4曲中3曲、『USE YOUR ILLUSION』の「Don't Cry」「Back Off Bitch」、さらにはストーンズの「Jumpin' Jack Flash(2バージョン)」やプレスリーの「Heartbreak Hotel」など、当時の彼らが普段から演奏していたであろう名曲群がズラッと揃っている。現象盤『APPETITE FOR DESTRUCTION』の下地と言うだけでなく、その大名盤を生み出したGUNS N' ROSESの“本質”に迫る演奏の数々が至高のクオリティで描かれるのです。
【ディスク3:LIVE ?!*@ LIKE A SUICIDE(1986年アウトテイク)】
ディスク3は、さらにプロフェッショナル! 伝説のEP『LIVE ?!*@ LIKE A SUICIDE』のアウトテイクです。かの名作EPはスタジオ録音に偽の歓声を被せた疑似ライヴ盤だったわけですが、本作はその歓声抜きバージョン4曲に、未収録に終わった3曲「Shadow Of Your Love」「Heartbreak Hotel」「Jumpin' Jack Flash」も収録しています。
インディーズとは言えリリース用録音はケタ違いに素晴らしく、疑似とは言え「ライヴ盤」で通った演奏は激烈。ベストマスターを並べた本作でも、間違いなくハイエスト……と言いますか、GUNS N' ROSES全史でもこれほど強烈なスタジオ録音は他にない。特級にして頂点的な7曲です。
【ディスク3:USE YOUR ILLUSION(1990年初期デモ)】
最後を締めるのは『USE YOUR ILLUSION』の初期デモ10曲(11トラック)。詳しい録音日時は未だ不明ですが、レコーディング・セッションは1990年1月に始まっていますので、その近辺とされています。
そのクオリティではデモらしいものですが、その中身はやはり珠玉。『USE YOUR ILLUSION』用セッションとは言っても、正規盤に収録された曲は「Bad Obsession」「The Garden」「Yesterdays」程度。その他は未発表曲の嵐なのです。しかも、そのほとんどがキチンと曲として完成しており、お蔵入りになったのが惜しいほどの名曲ぶり。特に「Crash Diet」は、そんじょそこらのバンドなら“人生に1曲書けるかどうか”のレベル。正規盤『USE YOUR ILLUSION I&II』からして雑多なレパートリーを録音しまくったような作りでしたが、まだまだ知られざる名曲がたっぷりと残っていた……。GUNS N' ROSESはロック史に残る怪物バンドですが、その原動力は尽きない創作力にあった。その怪物ぶりを改めて思い知らされるデモトラック集なのです。
『LIVE ?!*@ LIKE A SUICIDE』『APPETITE FOR DESTRUCTION』『USE YOUR ILLUSION I&II』……並べるだけでタメ息が漏れる名盤を生み出し続けていた初期GUNS N' ROSES。オリジナル・アルバムの原型と言うだけでなく、誰の目も気にすることなく音楽と向き合っていたスタジオの中。ステージとも違う素顔が詰まった3枚組です。怪物の本質をトップ・クオリティでえぐり出す3枚組。どうぞ、思う存分お楽しみください!

[特別企画]
初期GUNS N' ROSESのデモ/アウトテイクを極上クオリティでアーカイヴしたスタジオアルバム『STUDIO DEMOS 1981-1990』。その初回限定ナンバー入りステッカー付きに限り、フルセットの最初期映像『THE ROXY 1986』の最高品質版が特別に付属致します。
GUNS N' ROSES - THE ROXY 1986(Special Bonus DVDR)
Live at The Roxy, Hollywood, CA. USA 18th January 1986
HOLLYWOOD ROSEでの初録音から『USE YOUR ILLUSION』まで、怪物バンドがもっとも怪物らしかった時代をアーカイヴした決定盤『STUDIO DEMOS 1981-1990』。そのボーナスには、デビュー前の最強映像をご用意しました。
本作に収められているのは「1986年1月18日ハリウッド公演」。伝説のクラブ“ロキシー”で撮影された最古のフルセット映像です。ここでGUNS N' ROSES結成から『APPETITE FOR DESTRUCTION』までの流れをカンタンにおさらいしてみましょう。
《1985年3月:ガンズ結成》
・1985年3月26日:初ライヴ
《1985年4月-6月:ダフ、スラッシュ、スティーヴン加入》
・1985年6月6日:クラシック5人の初ライヴ
・1986年1月18日:ロキシー公演 【本作】
《1986年3月26日:GEFFENと契約》
《1986年12月:『LIVE?!☆@ LIKE A SUICIDE』発売》
・1987年3月-4月:『APPETITE FOR DESTRUCTION』制作
以上が極初期の略歴。もちろん、これ以外にも定期的にクラブギグが行われていたわけですが、省略しています。本作は、“あの5人”が揃ってから約半年、GEFFENとの契約の2ヶ月以上前にあたる。もちろん、『LIVE?!☆@ LIKE A SUICIDE』よりもグッと前のパフォーマンスなのです。
そんな本作は従来から“極初期GUNS N' ROSESの代表映像”として有名なもの。長い歴史の中で何度もアップグレードを重ねてきましたが、本作はその最新&最上版なのです。本作最大のポイントは、そのアップグレードぶりにあるわけですが、まずは基本から。本作は客席後方から撮影されており、観客の頭上越しにステージを直視する極上視点。観客の頭も映ってはいますが、それもせいぜい画面下部の1/6ほどでしかなく、遮蔽物なしに“あの5人”の勇姿を目撃できるのです。しかも、安定感も最高。見どころへ自在にズームする動きから察するに三脚は使っていないようにも思えるのですが、思いっきり寄っても手ブレがなく安定感バツグン。極初期というだけでも素晴らしいのに、メジャーデビュー後でもそうそうないハイクオリティ・ショットです。そして、アップグレードが凄い。これまで幾多の既発があったので比較のしようもないのですが、間違いなく過去最高。白線ノイズ1本なく、マスターのヨレ・歪みもほとんどなく、アクセルの腕に刻まれたタトゥーから振り乱す髪の1本まで鮮明に見られる。これまた80年代ガンズのオーディエンス・ショット全般でも特級のクオリティなのです。
そして、そのクオリティで描かれる“最古のフルショウ”こそが素晴らしい! 本作の2ヶ月後にはやはり有名なミュージック・マシーンの映像もありますが、本作は30分以上長く、そちらでは観られない曲もたっぷり9曲に及ぶ。しかも、その内容がまたいちいち面白い。プレスリーの「Heartbreak Hotel」やストーンズの「Jumpin' Jack Flash」といったカバー、その「Jumpin' Jack Flash」からメドレー形式の「Think About You」、歌詞がまったく違う初期版の「Don't Cry」「Anything Goes」、未発表のエンドソング「Goodnight Tonight」等々。お馴染みの曲でも「Nightrain」ではブルースハープを被せるアレンジですし、「Welcome To The Jungle」の後ではスラッシュが「Tシャツを買ってくれよ!」と叫ぶ……。もう、どの曲どの瞬間も“駆け出し”感満載なのです。
そんな細かい話以上に、“駆け出し”の勢いこそが最大の衝撃。これは言葉にしづらいのですが、とにかく1回1回のステージがまるで最後のショウかのような集中力、その都度「自分たちを証明する!」と燃えに燃えたぎる灼熱のロックンロールが吐き出される。しかも、その情熱の主が他でもない“怪物GUNS N' ROSES”なのですから……。
マスタークオリティ、極上のカメラワーク、80分超のフルショウ、激レアな演奏、そして若き怪物の情熱……すべてが無二の超傑作ショットです。ガンズに……いえ、ロックに傑作映像数あれど、ここまですべての奇跡が揃った映像はそうはない。本編プレス3CDと併せ、人類文化遺産級の怪物セット。存分に、徹底的にお楽しみください。

Disc 1 (76:03)
"Hollywood Rose" Works
01. Shadow Of Your Love
02. My Way, Your Way ("Anything Goes")
03. Wreckless ("Reckless Life")
"Hollywood Rose" 1981 Studio Demos
Axl & Izzy's First Demo Recording Session
Izzy plays bass without Axl on this song
04. Unknown Title Song #1
1986 Early Studio Demos
Studio Demos recorded at various locations in 1986
05. Welcome To The Jungle #1
06. Out Ta Get Me
07. Anything Goes (Alternate Lyrics & Diffrent Verse)
08. Ain't Goin' Down A.K.A. "Meet & Beer Jam"
09. Don't Cry
10. Back Off Bitch
11. Shadow Of Your Love
12. Welcome To The Jungle #2
13. F**king Crazy ("You're Crazy")
14. November Rain (Acoustic Guitar Version)
15. November Rain (Piano Version)
"Appetite For Destruction" Studio Rehearsals
16. Reckless Life
17. Move To The City

Disc 2 (76:34)
"Appetite For Destruction" Studio Rehearsals
Studio Rehearsals recorded at various locations 1986-1987
01. Ain't Goin' Down A.K.A. "Meet & Beer Jam"
02. Welcome To The Jungle
03. Nightrain
04. Paradise City
05. My Michelle
06. Think About You
07. You're Crazy
08. Anything Goes (Alternate Lyrics)
09. Rocket Queen (Take 1)
10. Rocket Queen (Take 2)
11. Don't Cry
12. Back Off Bitch
13. Move To The City (Acoustic Version)
14. Jumpin' Jack Flash (Acoustic Version)
15. Heartbreak Hotel
16. Mama Kin
17. Jumpin' Jack Flash (Electric Version)

Disc 3 (76:04)
"Live Like A Suicide" Recording Sessions
Recorded for "Live?!!!@Like A Suicide"
Recording Sessions 1986
Original version without audience noise
01. Reckless Life
02. Nice Boys
03. Move To The City
04. Mama Kin
05. Shadow Of Your Love
06. Heartbreak Hotel
07. Jumpin' Jack Flash
"Use Your Illusion" Early Working Demos
08. Bad Obsession
09. Too Much Too Soon
10. Sentimental Movie
11. Crash Diet
12. Unknown Title Demo #1
13. The Garden
14. Just Another Sunday
15. Bring It Back Home
16. Unknown Title Demo #2
17. Yesterdays
18. Crash Diet (Alternate Mix)

Bonus DVDR (83:42)
01. Intro
02. Reckless Life
03. Shadow Of Your Love
04. Welcome To The Jungle
05. Jumpin' Jack Flash
06. Think About You
07. Move To The City
08. Don't Cry
09. Nice Boys
10. Back Off Bitch
11. Rocket Queen
12. Nightrain
13. My Michelle
14. Paradise City
15. Anything Goes
16. Mama Kin
17. Heartbreak Hotel
18. Goodnight Tonight
(COLOUR NTSC Approx. 84min.)

Special Bonus DVDR for limited numbered stickered edition of "STUDIO DEMOS 1981-1990"(ZODIAC 242)