SAITAMA SUPER ARENA 2017 2ND NIGHT


SAITAMA SUPER ARENA 2017 2ND NIGHT
ZODIAC
[ZODIAC 231] (3CD)

DISC 1-3
2017.01.29 - Saitama Super Arena, Saitama, Japan


[メーカーインフォ]
これは……。何という、何というライヴアルバム。もはや、「“NOT IN THIS LIFETIME…TOUR”の最高傑作」とでも呼ぶしかない超絶なる傑作が誕生してしまいました……。
本作に収められているのは「2017年1月29日:さいたまスーパーアリーナ公演」。つい先日、列島を揺るがしては去っていった再編GUNS N' ROSESの最終公演です。先週・今週は、ジャパンツアー全公演の大傑作が一気にリリースされましたので、ここで整理しておきましょう。
・1月21日:『OSAKA 2017』
・1月22日:『KOBE 2017』
・1月25日:『LIVE YOKOHAMA 2017』※CDR
・1月28日:『LIVE SAITAMA 2017』※CDR
・1月29日:さいたまスーパーアリーナ 【本作】
このように、24年ぶりにアクセル/スラッシュ/ダフが揃ったジャパンツアーは全5公演でした。その中でも「ベスト公演」の呼び声高い最終日を収めたオーディエンス・アルバムなのです。
本作最大のポイントは「ベスト公演」と言われるショウの中身そのものにあるわけですが、それ以上に衝撃的なのがサウンド。何と言いますか、異常な次元の超絶サウンドなのです。当店では、全公演とも次々と到着する録音の中から極上品を厳選してお届けしているわけですが、その中でも本作は激烈なのです。そのド直球で超・鮮明な楽音は「まるでサウンドボード」どころか、「まるでオフィシャル」。実のところ、今週同時リリースの『KOBE 2017(ZODIAC 230)』もオフィシャル級に美しいオーディエンス録音なのですが、本作も負けていない……と言いますか、勝っている!? いや、どちらも超絶故に、好みの次元ではあるのですが、「聴いてビックリ度」では本作の方が上なのです。
何がそんなに驚きなのか。まず、重低音。通常、オーディエンス録音は重低音がウィーク・ポイントになるはずですが、本作の重低音はビビる寸前までにファットに轟きつつ、五臓をえぐり、六腑を揺るがす。しかも、それだけの重低音でありながら、中高音が決して負けておらず、バランスも素晴らしいのです。何なんだ、これは。
もちろん、迫力だけでなくディテールも超ド鮮明。オフィシャル級の楽音/歌声は『KOBE 2017』と甲乙付けがたいものの、本作にはオーディエンスならではのスケール感までもがある。ここでカン違いしないで頂きたいのは、楽音に距離感はないのです。ほぼ同じ部屋でされているかのように近い。通常、オフィシャル盤も演奏音にエコーをかけてリッチにしますが、そのレベルの音響、つまり意識しない次元の響きです。しかも、公式アルバムは、あくまでも「作られたエコー」なのに対し、本作の“鳴り”は極めて自然。言わば、“オフィシャル・サウンドを超えてしまったオーディエンス”なのです。どんな会場であれ、これだけのサウンドなだけで驚きですが、それが“さいたまスーパーアリーナ”のような巨大会場で実現するとは……。
とても“さいたまスーパーアリーナ”とは思えない超サウンドですが、本作は紛れもなく“さいたまスーパーアリーナ”。その証拠となる巨大な大喝采も封じ込まれているのです。もちろん、超絶な演奏サウンドよりも遙かに遠く、広大な喝采の海。そうですね……火曜サスペンス劇場のラストシーンを思い出してください。断崖絶壁で犯人を問い詰めつつ、思い出したようなタイミングで寄せては返す波の音が遠くに聞こえる。本作の大声援も、絶妙なタイミングで沸き立ち、3万以上のスケール感たっぷりながらステージ上の音に被らない……。ささやかなピアノのタッチですら、まったく邪魔されないまま完全耳元サウンドで流れ込むのです。実は、これだけの録音を実現したのは、名手ひしめく関東でもバツグンの腕を持つ匠。当店では無数の録音家にご協力いただいておりますが、彼はちょっと次元が違う。いや、それぞれの録音家が素晴らしい作品を残されていますし、匠が必ずNo.1になるわけではありません。しかし、この匠は他の方なら「最高傑作」となる次元の録音を、アベレージで録り続けている。本作は、そんな「匠コレクションの中でも最高峰」という、ぶっ飛んだ異常傑作なのです。
そんなサウンドで描かれるのが、「ベスト」と名高い最終公演。日本公演の序盤ではやや少なかったセットリストもライヴを重ねるごとに曲が増えていき、この日は横浜と並ぶ最多セット。しかも、「Yesterdays」はこの日だけであり、1回こっきりなのはこの曲だけ。つまり、本作は日本公演の最長ライヴなだけでなく、全曲を聴くにも絶対不可避なのです。
そして、それだけのセットや特別曲を盛り込むほど、この日は絶好調でもある。日本公演は、直前となる「南米レッグ」から1ヶ月半空いていたわけですが、それだけに疲れはないものの、序盤日程ではまだふかし運転気味でもありました。しかし、5公演を重ねることでバンドのエンジンはどんどん調子を上げていき、最終公演が見事にピークになっているのです。どの公演でもアクセル/スラッシュ/ダフの3人でしかあり得ない音が満載ですが、その3者を含めた全員のアンサンブルが全力運転で噛み合ったライヴなのです。
とにかく、何から何まで凄い。オフィシャルでもムリとしか思えない異常な超絶高音質、日本公演最長のセットリスト、エンジン全開のアンサンブル、日本1回こっきりの「Yesterdays」……。ここには総てがあるのです。
24年ぶりの来日だけに、実際にご覧になった公演の録音を求められる方も多いとは思いますが、たとえどのライヴを体験していようと本作は別です。いえ、日本だけの話じゃない。全世界のマニアが本作の登場にド肝を抜き、「ツアーNo.1だ……」と言葉を失うことでしょう。それほどまでに絶対不可避な1本。まさに「NOT IN THIS LIFETIME(生きているうちはあり得ない)」次元のライヴアルバム。今週末、この衝撃の3枚組をあなたのお手元に。

Disc 1 (67:55)
01. Introduction
02. Looney Tunes
03. The Equalizer
04. It's So Easy
05. Mr. Brownstone
06. Chinese Democracy
07. Welcome to the Jungle
08. Double Talkin' Jive
09. Better
10. Estranged
11. Live and Let Die
12. Rocket Queen
13. You Could Be Mine
14. Attitude
15. This I Love
Disc 2 (75:06)
01. Civil War
02. Coma
03. Band Introductions
04. Speak Softly Love (Love Theme From The Godfather)
05. Sweet Child O' Mine
06. Yesterdays
07. My Michelle
08. Wish You Were Here
09. Layla piano exit
10. November Rain
11. Knockin' On Heaven's Door
12. Nightrain
Disc 3 (28:21)
01. Audience
02. Sorry
03. Patience
04. The Seeker
05. Paradise City
06. Outro : Far Away Eyes