ROCK AM RING 2019


ROCK AM RING 2019
Shades
[Shades 1066] (1DVDR)

DISC 1
2019.06.07 Volcano Stage, Nürburgring, Nürburg, Germany [PRO-SHOT]


[メーカーインフォ]
GUNS N' ROSESの新作にも取りかかり、ロック界の注目を集めているスラッシュ。そんな彼の最新・極上プロショットが登場です。
そんな本作に収められているのは「2019年6月7日ニュルブルクリンク公演」。ヨーロッパの超有名フェス“ROCK AM RING”に出演した際のマルチカメラ・プロショットです。GUNS N' ROSES復帰後、しばらく古巣に専念していたスラッシュですが、昨年からはソロ活動を再開。今年1月にも来日を果たしました。その後もGUNS N' ROSESとの二足の草鞋を続けており、今年も両方のショウが予定されています。そんな近況を理解する意味でも、まずは二重生活になった2018年から現在までのスケジュールを確かめてみましょう。
●2018年
《6月3日-7月24日GUNS N' ROSES:19公演》
・9月11日-19日:北米#1(7公演)
《9月21日『LIVING THE DREAM』発売》
・9月21日-10月16日:北米#2(15公演)
《11月3日-12月8日GUNS N' ROSES:11公演)
●2019年
・1月8日-22日:アジア(7公演)
・1月25日-2月3日:オセアニア(6公演)
・2月7日-3月15日:欧州#1(22公演)
・5月3日-6月3日:中南米(17公演)
・6月7日-7月9日:欧州#2/中東(19公演) ←★ココ★
・7月15日-8月13日:北米#3(20公演)
《9月25日-11月2日GUNS N' ROSES:15公演) これが2018年/2019年のスケジュール。今年はおおよそソロ・ツアーに費やされてきましたが、それも夏まで。秋にはGUNS N' ROSESのツアーが行われ、その後に待望の新作製作へと進む計画です。そんな中で本作のROCK AM RING公演は、ヨーロッパ夏フェスの目玉。「欧州#2」の初日にあたるコンサートでした。
そんなショウを記録した本作は「超」をズラズラと並べたいプロショット。有名フェスの最新プロショットだけに完全オフィシャル級なのですが、本作はそれ以上。何しろ本作の舞台は、あの“ROCK AM RING”。このフェスは毎年プロショットを大量生産しているだけでなく、独特なカメラワークが圧倒的な支持を集めている。無数のカメラを駆使するだけでなく、その視点の置き方もユニークですし、動きも極めてダイナミック。ギターの手元やヴォーカルの表情ドアップ1つ取っても揺れや細かいズームを挟み込み、大観衆を舐めまわすにしてもお決まりの視点だけでなく、上空から3次元にねじりを入れながらアクティヴに撮る。動きがなく地味になりがちなドラムでさえ、真上から撮ったり、強烈に遠近感を持たせてキットをメカニカルに収めたり……。しかも、そのカメラワークが曲想やテンポ、韻を踏む歌詞にまで合わせているかのように音楽とシンクロしている。まるでハリウッドの音楽映画。バンド自身が主導するビデオ撮影でもここまでの凝り方は難しいと思いますが、それを生収録でやってしまう……世界中のプロショットでも“ROCK AM RING”が一種ブランド化しているのにも理由があるのです。
そんなクオリティで描かれるショウがまた、素晴らしい。セットの軸となっているのは目下の最新作『LIVING THE DREAM』。彼らのプロショットと言えば、昨年の「北米#1」からの『KAABOO 2018(Shades 966)』が大定番となっていますが、そちらはアルバム発売前のツアー序盤。それに対し、本作は「The Call of the Wild」「My Antidote」「Serve You Right」「Boulevard of Broken Hearts」「Mind Your Manners」といった『LIVING THE DREAM』ナンバーの一気呵成なのです。特に先頃PVも公開された「Boulevard of Broken Hearts」は日本公演でも聴けなかった美味しい1曲です。もちろん、新曲だけでなく、これまでのレパートリーやGUNSナンバーも濃縮披露。『SLASH』の「Doctor Alibi」やGUNSの「Nightrain」は『KAABOO 2018』でも観られなかったナンバーです。
世界中が固唾を飲むGUNS N' ROSESの新作を控え、自らの音楽を確かめるようにソロ・ツアーに邁進するスラッシュ。その最新ショウを超絶級のアクティヴ・プロショットで楽しめる1枚です。怪物GUNS N' ROSESの再始動を待つ間に最適な映像ではありますが、それ以上に『LIVING THE DREAM』と同等の価値を持つ大傑作。どうぞ、思う存分お楽しみください。

DISC 1 (66:21)
1. Intro
2. The Call of the Wild
3. Halo
4. Standing in the Sun
5. Back From Cali
6. My Antidote
7. Serve You Right
8. Boulevard of Broken Hearts
9. Doctor Alibi
10. Mind Your Manners
11. Driving Rain
12. Nightrain
13. You're a Lie
14. World on Fire
15. Anastasia

Slash - Guitar
Myles Kennedy - Vocal
Frank Sidoris - Rhythm Guitar
Todd Kerns - Bass
Brent Fitz - Drums

PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 66min.