ROBERT JOHN'S HOME VIDEOS 1989-1991


ROBERT JOHN'S HOME VIDEOS 1989-1991
ROBERT JOHN'S HOME VIDEOS 1989-1991 (1DVD-R)
THIS IS THE GIFT ITEM FOR OUR CUSTOMERS THIS WEEKEND ONLY. NOT FOR SALE.
[メーカーインフォ]
時代の寵児として“現象”とまでなったGUNS N' ROSES。その真の姿を映し出したプライベート・ショットがギフト・リリース決定です。本作はGUNS N' ROSESが世界を塗り替えていった1989年~1991年の舞台裏に立ち会ったホームビデオの映像集。撮影したのは、カメラマンのロバート・ジョン。このカメラマンはHOLLWOOD ROSE時代からバンドと関り、『GUNS N' ROSES: THE PHOTOGRAPHIC HISTORY』の著者としても知られる人物。まさにメンバーと同等、時にそれ以上に内部に深く入り込んでいた関係者中の関係者。その彼が目撃した光景がたっぷりと詰まっているのです。
その映像は、文字通りの“プライベート・ショット”。オリジナルの5人が真剣にリハーサルする風景からスタジオでジャムる様子、ツアー中の素顔、ただの暇つぶし、歴史的な大暴動まで、真実の姿がこれでもか!と映し出されるのです。本当にさまざまな映像がひしめくのですが、例えば「Leaving Norway」。ノルウェイを訪れたメンバーが小さな車に詰め込まれて移動するのですが、そこでは酔っ払いながらノルウェイ土産のバイキング・グッズで遊びながらバカ騒ぎ。どうも、バイキングがジェイムズ・ヘットフィールドに見えたらしく(なぜだ)、「Enter Sandman」の歌マネで大爆笑しているのです。そうかと思うと、ホテルの廊下ではパンツ1枚のアクセル・ローズがバレエを踊っていたり、ステージ・セッティングの合間にスラッシュが客席やステージ上を自転車で快走(当然コケる)。空港ではステージ衣装のロックスターたちがバスのつり革につかまっているシュールな光景が広がり、手荷物受取所ではアクセルがベルトコンベアーに乗ってゴムのカーテンの向こうへ消えていく……(そして係員につまみ出される)。もう、おバカなロックキッズ丸出しの日常が次から次へと映し出されるのです。
個人的に付き合いのあるカメラマンなので、オフ・シーンもたっぷり。イジ―・ストラドリンが彼女(?)とバイクで遊んだり、アクセルがバギーに挑戦したり(やっぱりコケる)。アクセルが軍用機を興味深そうに見学する際も、一緒に乗り込む。もちろん、シリアスなシーンもあり、骨折したアクセルが足をギプスで固められ、“どれくらい動けるか……”と、関係者たちと確かめる室内にも同席できるのです(このシーンでは爆音でAC/DCをかけている。まさか、2016年に彼自身が歌うとは夢にも思っていなかったでしょう)。
さらに決定的なのがGUNS N' ROSES史の一大事件、1991年の“セントルイス大暴動”の現場シーン。ことの始まりは「Rocket Queen」の演奏中、アクセルが無断で写真撮影していた観客を見つけたことでした。アクセルは現場の警備員に止めさせるよう指示しますが、この警備員はアクセルを無視して何もしなかったため、キレたアクセルが客席に飛び込んで(警備員を?)殴りつける。ステージに戻ったアクセルは警備員に「この役立たず!俺は帰るぞ」と言い残してショウが終わってしまうのです。この突然のショウ終了に怒ったのが現場の観客たち。大ブーイングから暴徒へとエスカレートし、機動隊も出動。負傷者80名、逮捕者16名、120万ドルの被害となる大暴動に発展してしまうのです。
本作に収録されているのは、この大ブーイングが暴動に発展しく様子。ステージ裏からのハンディ・カメラ映像で「こりゃヤベェ」というスタッフの緊迫感が超リアルに映し出されている。最初は憮然・騒然なムードでコップのような物がステージに投げ込まれますが、それがそのうち会場には金属的な破壊音が鳴り響き、金属イスや鉄パイプ、何か板のようなものまでが宙を舞う。なんとかなだめようとするアナウンスがされるもの、まったくの逆効果にしかならず、絹を裂く悲鳴と怒号が入り交じり、スタッフはメンバーを逃がそうと奔走する。さらには、怒り狂った大群衆がステージによじ登り始め、それを阻止しようと放水で押し返す……。放水vsイス攻撃の押し問答が続くうち、警備員たちでさえ危険になり、器材もセットも一切合切放置して退去せざるを得なくなります。まさに修羅場……と言いますか、戦場のよう。「もうダメだ」の判断で一斉に退去する際のムードは、戦争で退却する部隊のようですし、その場に踏ん張り、ついにステージを占拠する観客まで映している根性は戦場カメラマンのそれです。
カメラは、騒ぎがひと段落した会場風景も見せてくれますが、その時もサイレンが街中を駆け回り、ヘリの飛行音が頭上を旋回する。そして、目の前には津波か地震にでも襲われたように瓦礫の山となったステージが映し出される。途方に暮れて力なく笑うしかないスタッフの表情も含め、歴史的大事件の現場が目の前に繰り広げられるのです。
真剣にリハを重ねる姿、セバスチャン・バックとジャムる姿、爆笑しながら遊ぶ姿、そして大暴動の惨劇。そのすべてが“現象”の正体だった。ロック史上でも稀に見る怪物たちの傍に立ち、同じ部屋、同じ現場に居合わせるプライベート映像の大傑作。単にファンの願望を叶えてくれる以上に、ロックそのものが持っていた“力”までもが押し寄せる1本。今週末、あなたのお手元へお届けいたします。

(73:37)
1. Rehearsal 1989 ※スタジオリハ
2. Duff tells a joke ※コメント映像
3. GNR Canada customs ※空港の風景?日付入りホームビデオ91/6/6
4. Axl gets a new toy ※バギーでひっくり返るアクセル
5. GNR Skid Row jamming backstage ※セバスチャンバックとParanoid
6. Leaving Norway ※小さな車の移動、ヘッドフィールドの歌マネ爆笑
7. Axl does ballet on a day off ※ホテルの廊下でパンツ1枚で踊るアクセル
8. Izzy's R&R ※犬とバイク
9. Izzy & Duff warming up ※ドラムで遊ぶダフ
10. This is how Axl surfs! ※空港の荷物受け取り上で流れていくアクセル
11. Slash brings his bike out on tour ※会場を自転車で走るスラッシュ、コケる
12. Axl in World War II plane ※軍用機を探索するアクセル
13. Axl gets in the ring early ※ギプス、爆音のHighway To Hell、Touch Too Much
14. Going through customs in Sweeden ※空港のバス、ロック衣装でつりかわ
15. The St. Louis riot - Part 1 (Riverport Amphitheatre, Maryland Heights 2nd July 1991) ※大暴動
16. The St. Louis riot - Part 2 and aftermath (Riverport Amphitheatre, Maryland Heights 2nd July 1991) ※大暴動

COLOUR NTSC Approx.74min.