MARSEILLE & WERCHTER 2016 AC/DC with W. Axl Rose


MARSEILLE & WERCHTER 2016
Shades
[Shades 648] (4CDR)

DISC 1-2
2016.05.13 Stade Velodrome, Marseille, France

DISC 3-4
2016.05.16 Werchterpark, Werchter, Belgium


[メーカーインフォ]
世界騒然の“AC/DC+アクセル・ローズ”の最新ライヴセットが到着です。ブライアン・ジョンソンの聴力にトラブルが起き、ツアーが中断してから約2ヶ月。世紀のカップリングが遂に実現。その第一報となるオーディエンス・アルバムです。本作に記録されているのは「2016年5月13日マルセイユ公演(フランス)」と「2016年5月16日ウェルフテル公演(ベルギー)」。ディスク1・2にマルセイユ公演、ディスク3・4にウェルフテル公演のフル録音を配してあります。
とにかく、この奇跡のカップリングは世界中が大注目。ブライアンの代役にはセバスチャン・バックやニック・セスター(JET)、ダレン・カペルナ(カバーバンドのシンガー)も候補になったようですが、その中でもド級の選択肢アクセルが決断された。これには実際にライヴが行われる前から「こりゃ凄ぇ」から「こんなのAC/DCじゃない」まで諸説紛々。一般のファンどころか、アリス・クーパーやニッキー・シックスが「アクセルの声はAC/DCにパーフェクトだよ」と公言すれば、スコット・イアンは「ブライアンなしならストップするべき」と語り、ロジャー・ダルトリーは「カラオケ・ショウ」と切って捨てる。ロビン・ザンダーに至っては「俺が歌いたい」と言い出す始末。さらには「アクセルを見たくない」というファンのためにチケットの払い戻しも受け付けられる(本作収録のベルギー公演でも、7000人が払い戻し)など、ただのメンバーチェンジとはわけが違う異例の騒ぎになったのです。それだけ大注目のツアーだけに、現在この瞬間も多数の録音が吹き出している真っ最中。公演別だけでなく、同じライヴでも数種類のオーディエンス録音が出てきていますが、その中でも(現時点の)トップ・クオリティを厳選。4枚組にまとめたのが本作の正体なのです。それでは、ますは“AC/DC+アクセル”のツアー日程から見てみましょう。
・5月7日:リスボン(ポルトガル)
・5月10日:セビリア(スペイン)
・5月13日:マルセイユ(フランス) 【本作ディスク1・2】
・5月16日:ウェルフテル(ベルギー)【本作ディスク3・4】
・5月19日:ウィーン(オーストリア)
・5月22日:プラハ(チェコ)
・5月26日:ハンブルク(ドイツ)
・5月29日:ベルン(スイス)
・6月1日:ライプツィヒ(ドイツ)
・6月4日:ロンドン(イギリス)
・6月9日:マンチェスター(イギリス)
・6月12日:オーフス(デンマーク)
・6月15日:デュッセルドルフ(ドイツ)
このように、現在発表されているライヴは13公演。この他にも10公演の振り替え公演が予定されてはいますが、現在発表されているのはこれですべてです。この駄文が公開される時点で6公演が終わっているわけですが、本作はそのうち3・4公演目を収録しているわけです。そんな本作のクオリティは、数ある録音の中から厳選されただけあって見事なオーディエンス・サウンド。「まるでサウンドボード」と呼ぶには大熱狂が生々しいのですが、それさえも制圧する楽音が素晴らしい。リズム隊もギターもとにかくぶっとく、荒縄のように強靱。リズム・モンスターAC/DCのグルーヴがズンズン五臓に響き、六腑を揺らしやがるのです。特に素晴らしいのは、ディスク3・4のベルギー公演。いや、マルセイユ公演も十分以上なのですが、ベルギー公演はクリアさが数段上で、これだけでプレス化も検討されたほど。この日のベスト録音なだけでなく、現時点の最高音質サウンドです。さすがにまだツアーが始まったばかりで“ツアー代表作”とも言えませんし、1日でも早く皆さまにレポートしたいのでCDRといたしましたが、クオリティは十分に永久保存クラスなのです。
そして、大注目のアクセル・ローズ。これがまた図太くクッキリと録音されているわけですが、その歌声で綴られるAC/DCは………凄い。全世界的に賛否が真っ二つに割れているだけに、軽々に「ブライアンより良い!」などとは言えませんが、熱いロック魂と大会場を自在に操るフロントマンぶりは、さすがカリスマ。元々AC/DCのファンでGUNS N' ROSESでもカバーしてきただけに、楽曲やノリの理解もバツグンで、オリジナルへの敬意が感じられつつも安いモノマネには陥っていない。ネットで似た声のシンガーを見つけてくるバンドも多い時代ですが、単なるそっくりさんではこうはいかなかったでしょう。ポイントの声質も意外なほど合っていて、“ややボン・スコット寄りのブライアン”かのよう。間違いなくアクセルの声に違いないのに、“やっぱりAC/DC”という不思議な感覚に包まれるのです。
遂に実現してしまった“AC/DC+アクセル”。今回のツアーには、米国ロック誌の権威『ROLLING STONE』が「素晴らしい」と賞賛し、辛口の英国新聞『THE GUARDIAN』でさえ満点の「5つ星」を付けています。GUNS N' ROSESが再結成しただけに、この合体がどうなっていくかは予断を許しませんが、そのロックンロールは、確実に地球上に現れた。本作は、その確たる証拠にして、現在最高のフル録音をカップリングしたライヴセット。神の気まぐれが生んだとしか思えない奇跡のユニット、どうぞたっぷりとお楽しみください!

DISC 1
01. INTRO
02. ROCK OR BUST
03. SHOOT TO THRILL
04. HELL AIN'T A BAD PLACE TO BE
05. BACK IN BLACK
06. GOT SOME ROCK & ROLL THUNDER
07. DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP
08. ROCK 'N' ROLL DAMNATION
09. THUNDERSTRUCK
10. HIGH VOLTAGE
11. ROCK 'N' ROLL TRAIN
12. HELLS BELLS
13. GIVE THE DOG A BONE
14. IF YOU WANT BLOOD (YOU'VE GOT IT)
DISC 2
01. SIN CITY
02. YOU SHOOK ME ALL NIGHT LONG
03. SHOT DOWN TO IN FLAMES
04. HAVE A DRINK ON ME
05. T.N.T.
06. WHOLE LOTTA ROSIE
07. LET THERE BE ROCK
08. HIGHWAY TO HELL
09. RIFF RAFF
10. FOR THOSE ABOUT TO ROCK (WE SALUTE YOU)
DISC 3
01. INTRO
02. ROCK OR BUST
03. SHOOT TO THRILL
04. HELL AIN'T A BAD PLACE TO BE
05. BACK IN BLACK
06. GOT SOME ROCK & ROLL THUNDER
07. DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP
08. ROCK 'N' ROLL DAMNATION
09. THUNDERSTRUCK
10. HIGH VOLTAGE
11. ROCK 'N' ROLL TRAIN
12. HELLS BELLS
13. GIVE THE DOG A BONE
14. IF YOU WANT BLOOD (YOU'VE GOT IT)
DISC 4
01. SIN CITY
02. YOU SHOOK ME ALL NIGHT LONG
03. SHOT DOWN TO IN FLAMES
04. HAVE A DRINK ON ME
05. T.N.T.
06. WHOLE LOTTA ROSIE
07. LET THERE BE ROCK
08. HIGHWAY TO HELL
09. RIFF RAFF
10. FOR THOSE ABOUT TO ROCK (WE SALUTE YOU)