GREENVILLE 2011


GREENVILLE 2011
GREENVILLE 2011 (3DVD-R)
Shades [Shades 700]
[メーカーインフォ]
“CHINESE DEMOCRACY TOUR”最終盤の大傑作マルチカメラが登場です。クオリティは素晴らしいわ、編集も絶品だわ、3時間超えの大熱演だわ、約1万5000人収容の会場に6000人しかいないわ……何から何まで必見の大傑作です。
そんな本作が撮影されたのは「2011年10月31日グリーンビル公演」。“CHINESE DEMOCRACY TOUR”の一幕……とは言っても、何しろこのツアーは11年に及ぶ長大にもほどがあるもの。まずは、全体像の中からイメージしていただきましょう。

・2001年1月&12月:4公演
・2002年8月-12月:23公演
《4年後》
・2006年5月-12月:75公演
・2007年2月&6月-7月:20公演
《2008年11月『CHINESE DEMOCRACY』発売》
・2009年12月-2010年12月:76公演
・2011年10月-12月:41公演 ←【本作】

これが“CHINESE DEMOCRACY TOUR”の全239公演。本作は最終の「2011年10月-12月」期で、ここの41公演中13公演目にあたるショウなのです。
そんな本作は、前述した通りのマルチカメラ仕様オーディエンス・ショット。おおよそ2台カメラで撮影されており、アクセル・ローズを中心にズームで見どころを追いまくる「カメラ1」と、ステージ全景から捉えた「カメラ2」です。驚くのは、その異常な画質。どちらのカメラも2階席の割と遠景から撮影しているのですが、そのビビッドで超詳細な画質は現代でも問答無用のトップクラスでして、スモークは粒子の1粒、パイロが火の粉の1つまで超鮮明なのです。しかも、2階席でも恐らく最前列と見られ、前列の腕や頭が映り込む事がまったくない。超美麗デジタル画質でステージだけが視界いっぱいに広がるのです。さらに「カメラ1」はズームのダイレクトショットで迫るだけでなく、スクリーン・ショットも巧みに織り交ぜる。2台は似たアングルから撮影されているものの、ズームのチェンジや見どころの押さえ方、スクリーンのドアップも相まってプロショット顔負けのクオリティなのです。
さらにトドメを刺すのが音声。「カメラ2」の設置マイクで録られているのですが、遮蔽物ゼロの光景にピッタリの超クリア・サウンド。極上の光景がなくても、音声だけでもライヴアルバムにできる美麗サウンドで豪華なロックンロールをたっぷりと浴びられるのです。
そんなハイクオリティで描かれるショウこそが素晴らしい。この時期の映像は他にもありますが、この日の気合いはチョット違う。何が理由かは分かりませんが、アクセルが明らかにノリノリでアクションのキレも90年代を彷彿とさせる。その好調ぶりのせいか、次から次へと止めどもなく名曲群を繰り出し、気がついてみれば3時間超え・28曲(+各人ソロ)の長大なショウになったのです。例えば、公式作品『APPETITE FOR DEMOCRACY 3D』も大作ではありましたが、それでも3時間には届きませんでしたし、あの作品でも見られなかった「Out Ta Get Me」「Sorry」「Madagascar」「Shackler's Revenge」、さらにはカバーの「Riff Raff」「My Generation」「Whole Lotta Rosie」「Nice Boys」までたっぷりと披露します。特にAC/DCの「Riff Raff」「Whole Lotta Rosie」は、本家のフロントに立った現実を知る今見ると格別の感慨がわいてきます。
この日も例によって(?)2時間半ほど観客を放置プレイで待たせていたようですが、本作のノリの良さからはそんな様子は微塵も感じられない。その一方、「遅れたせい!?」と思ってしまうのは観客。思いっきり引きのアングルになると、1階アリーナのスカッスカぶりが思いっ切り目立つのです。記録によると、この日の動員は6000人。現場となった“ボン・セコース・ウェルネス・アリーナ”は、(セッティングにもよりますが)おおよそ1万1000人から1万6000人キャパシティ。本当に遅刻のせいなのか、それとも別の理由があるのか定かではありませんが、かなり寂しい入りの中ではしゃぐアクセルという、異様な光景が楽しめるのです。
兎にも角にも、問答無用に素晴らしいクオリティとヤル気タップリのショウ。そして、ちょっとした不思議までもがオマケについた大傑作映像です。この時代を生体験するにも、シンプルに名曲群を豪華なプロダクションで描くショウを目撃するにも素晴らしい3枚組。今週末、あなたのお手元にお届けいたします。

Live at Bi-Lo Center, Greenville, SC. USA 31st October 2011
Disc 1 (60:08)
1. Chinese Democracy
2. Welcome To The Jungle
3. It's So Easy
4. Mr. Brownstone
5. Sorry
6. Riff Raff
7. Estranged
8. Rocket Queen
9. Richard Fortus Guitar Solo
10. Live And Let Die
11. This I Love
Disc 2 (61:28)
1. Better
2. Out Ta Get Me
3. My Generation
4. Dizzy Reed Piano Solo (Baba O' Riley)
5. Street Of Dreams
6. You Could Be Mine
7. DJ Ashba Guitar Solo (The Ballad Of Death)
8. Sweet Child O' Mine
9. Since I've Been Loving You
10. Another Brick In The Wall Part 2
11. November Rain
12. Bumblefoot Guitar Solo (Pink Panther Theme)
Disc 3 (63:16)
1. Don't Cry
2. Whole Lotta Rosie
3. Knockin' On Heaven's Door
4. Nightrain
5. Madagascar
6. Shackler's Revenge
7. Patience
8. Nice Boys
9. Paradise City

COLOUR NTSC Approx.185min.