APPETITE FOR DESTRUCTION : MOBILE FIDELITY CD


APPETITE FOR DESTRUCTION - MOBILE FIDELITY CD
THIS IS THE GIFT ITEM FOR OUR CUSTOMERS THIS WEEKEND ONLY. NOT FOR SALE. (1CD-R)

Taken from the original US Mobile Fidelity Sound Lab 24 KT Gold CD(UDCD 699)
Ultradisc II 24 KT Gold CD from Mobile Fidelity Sound Lab "Original Master Recording" Collection


[メーカーインフォ]
大きな話題を呼んだ“モービル・フィディリティ”のゴールドCD復刻シリーズ。その最新弾がギフト・リリース決定です。
アナログ・マスター専門メーカーの“モービル・フィデリティ・サウンド・ラボ(MFSL)”と言えば、世界のオーディオ・マニア達が絶大な支持を寄せる信頼のブランド。音の匠が情熱の限りを込め、大名盤の数々をマスター・テープからデジタル化していきました。そんなシリーズの中で、本作に収められているのは1997年にリリースされた24KゴールドCD『UDCD 699』。そう、音楽シーンを一気に塗り替えてしまったGUNS N' ROSESの怪物作『APPETITE FOR DESTRUCTION』です。
【マスターテープ・サウンドを最重視したモービル・フィディリティ】
アナログ作品のCD化が最盛期を迎えた90年代には高音質CDが数多く登場しましたが、その中でもMFSLは別格でした。他の高音質CDは新技術によって圧縮の違和感を減らしたり、素材で読み取りエラーを減らしたりといった「デジタル劣化を抑える」発想のもの。それに対してMFSLのポリシーは「マスターテープに刻まれた音を忠実に再現し、余分なものを足したりしないこと」。磁気テープから音を引き出す段階にも目を向けた独自の“ハーフスピードマスタリング”技術を開発するなど、“アナログ録音された音そのもの”を最重視にしているのです。
そんなMFSLは1987年からレコード会社からオリジナルのマスターテープを借り受け、数々の名盤を1本1本緻密にデジタル化。マスターテープの音をCDに移し替えていく“Ultradisc”シリーズをリリースして行きました。現在はSACDやLPの分野にも進出していますが、本作は90年代の前半期にCD化していたというのもポイント。磁気テープのマスターは経年劣化に弱く、時間が経てば立つほど録音当時の音が失われていく。テープが歪んだり張り付いたりといったケースもありますが、たとえ精密に保管されていたとしても磁気の消失までは防げない。現在では、マスターテープそのものより物理的な溝で記録するLPの方が音が良かった……などという事態も起こりつつあるのです。その点においても“Ultradisc”シリーズは偉業だった。CDの普及期にあった80年代から始められており、高音質を謳う新技術CDの登場よりも早くにマスターテープの音をデジタルに残したのです。
MFは、そうして引き出したマスターサウンドを24金のゴールドCDに封じ込めた。純度99%以上という金メッキ・コーティングは通常CDの金属薄膜より反射率が高く、エラーを減らすことができる。その狙いも重要でしたが、現在それ以上に重要だと思われているのが保存性。CDのポリカーボネートは保水性があり、内部の金属薄膜(アルミ)を腐食させる(つまり、錆る)。古いCDを光にかざすとポツポツとした小さな点が見えることがありますが、それが腐食して空いた穴であり、これが読み取りエラーの原因の1つになるとも言われています。それに対して金はもっとも安定した金属で自然界では錆びない。もちろん、あくまでコーティングなので限界はあるものの、通常CDとは比較にならないほど保存力があるのです。
【鮮やかでありつつ、圧倒的にナチュラルな『APPETITE FOR DESTRUCTION』】
そうして“録音から10年”時点のマスター・サウンドを伝えてくれるのが、本作の『APPETITE FOR DESTRUCTION』。そのサウンドは究めてナチュラル。このアルバムの場合、2年前にリリースされた『LOCKED N' LOADED』バージョンの出来もすこぶる良かったのですが、本作もまったく負けていない。さすがに音圧は現代仕様の『LOCKED N' LOADED』の方が強烈ですが、1粒1粒の解像度も立体感も鳴りの美しさも同等以上。と言いますか、『LOCKED N' LOADED』バージョンは本作の音圧を上げただけなんじゃないか……などと根拠のない妄想に駆られるほどなのです。
そして、圧倒的なのは楽器のリアリティ。ご存じの通り『APPETITE FOR DESTRUCTION』の録音は非常に生々しく、思わず弦に触れてしまったようなギター音もそのまま残されていたりする。その1つひとつが異様にリアルで、まさに耳元で弦が振動しているかのように感じるのです。この現実感ばかりは『LOCKED N' LOADED』バージョンも及ばない。実のところ、生々しい録音に80年代的なエコー処理を被せているわけですが、『LOCKED N' LOADED』は芯こそ図太いものの、輪郭の微細部がぶ厚くなったエコー感に隠れてしまっている。ところが、本作はマスター・テープそのものとしか思えない鮮やかさ。エコー感自体が芯だけでなく微細部のディテールからも生まれているのが分かり、無音の闇に消えゆく刹那までヴァイヴが鮮明。自然なアンサンブルがたっぷりと味わえるのです。
“モービル・フィディリティ”によるゴールドCDだからこそ現代まで保持し得た大名盤のマスター・サウンド。今になって現物を手に入れようと思っても、元々が少数限定生産なために困難。その美麗サウンドを1人でも多くの方に触れていただくためのギフト・リリース。どうぞ、じっくりお楽しみください。

Disc 1
1. Welcome To The Jungle
2. It's So Easy
3. Nightrain
4. Out Ta Get Me
5. Mr. Brownstone
6. Paradise City
7. My Michelle
8. Think About You
9. Sweet Child O' Mine
10. You're Crazy
11. Anything Goes
12. Rocket Queen